2019年に、お絵かき用タブレットの比較記事を書いたことがあります。
こちら、このサイトで(何気に)一番読んでいただけている記事になります。
しかし・・・さすがに2年前の記事ですので、今となっては入手できない機種も結構あります。
今使っているraytrektabも、新しい8インチ版が発売され、10インチ版は売り尽くしセールが行われています。
これが壊れたとき、次にどの機種に移行しよう???
というわけで・・・・
2021版、しらべてきた!!!
目次
実際に調べた機種一覧
今回触ってみた機種は、こちらになります。
(表が大きくて見づらいかも・・・)
機種名 | raytrektab 8インチ | Surface Go2 | Surface Pro7 | Surface Book3 (13.5インチ) | iPad Air 2020 | iPad Pro 2020 (11インチ) |
---|---|---|---|---|---|---|
メーカー | サードウェーブ | Microsoft | Microsoft | Microsoft | Apple | Apple |
OS | Windows 10 Pro 64ビット | Windows 10 Home | Windows 10 Home | Windows 10 Home | iPadOS | iPadOS |
CPU | Celeron N4000 | インテル® Pentium® Gold Processor 4425Y~ | デュアルコア 第 10 世代 Intel® Core™ i3-1005G1 プロセッサ~ | クアッドコア第 10 世代 Intel® Core™ i5-1035G7 プロセッサ~ | Apple A14 Bionic | Apple A12Z Bionic |
GPU | インテル UHDグラフィックス600(CPU内蔵) | インテル UHD グラフィックス 615(CPU内蔵) | Intel UHD グラフィックス | Intel Iris Plus グラフィックス~ | Apple独自GPU 4コア | Apple独自8コア |
本体サイズ | 210.0mm x124.5mm x9.6mm | 245mm x175mm x8.3mm | 292mm x201mm x8.5mm | 312mm x232mm x13mm | 247.6mm x178.5mm x6.1mm | 247.6mm x178.5 mm x5.9 mm |
画面 | 8インチ 1280x800px | 10.5インチ 1920x 1280px | 12.3インチ 2736x1824px | 13.5インチ 3000x2000px | 10.9インチ 2360x1640px | 11インチ~ 2388x1668px |
メモリ | 8GB DDR4 | 4GB、8GB | 4GB~16GB | 8GB~32GB | 4GB | 6GB |
記憶容量 | 128GB SSD | 64 GB、128GB(SSD) | SSD128GB、256GB、512GB、1TB | SSD :256GB、512GB、1TB | 64GB、256GB | 128GB~1TB |
重さ | 434g | 544g | 775g | 1534g | 458g | 471g |
ペン | Wacom feel IT technologies デジタイザペン付属 | Surfaceペン | Surfaceペン | Surfaceペン | Apple Pencil(第2世代) | Apple Pencil(第2世代) |
税別価格 | 49800円 | 59800円~ | 99800円~ | 190800円~ | 62800円~ | 84800円~ |
クリスタ | DEBUT付属 | クリスタ別売 | クリスタ別売 | クリスタ別売 | for iPad | for iPad |
周辺機器 | 専用品なし | キーボード等別売 | キーボード等別売 | iPad proと共通 | iPad Airと共通 | |
その他 | ノートPC | クリスタが月額課金 | クリスタが月額課金 | |||
機種名 | raytrektab 8インチ | Surface Go2 | Surface Pro7 | Surface Book3 | iPad Air 2020 | iPad Pro 2020 |
Windowsタブレットを多めに触っておきたかったのと、現行のraytrektabが1種類になったことにより、今回はSurfaceシリーズ多めとなっております。
では、具体的な触った感想を描いていきますね。
前回同様、スペック表を見ただけだとイマイチわからない、「実機のCLIP STUDIOに、とにかく早く描いたり、文字を描く」をやった場合の反応速度や、視差を気にしながら触ってきました。
raytrektab 8インチ RT08WT
raytrektabシリーズで、2020年末に発売された新機種です!
スペック的には10インチ版と同じはずです。
が、わたしが触ったときは(すでにたくさんの人が試した後だったので重くなっていたのか)ペンの動きが速すぎると描画がやや遅延していました。
サイズ的には持ち運びが楽な大きさです。
その分、ウインドウを開きすぎるとキャンバスが狭くなってしまうので、サブマシンと割り切って、外出時のメモやラフ用に使うのがよさそうですね。
Surface Go 2
2年前にも実は触ってみていた、surface Goの新機種!
当時の印象は「もりもり漫画描くには、ちょっと動作が重いな・・・」という感じでした。
店員さんにも「お絵かきをしたいんですけど」と尋ねたところ、「Goは絵を描くにはすこしスペックが足りないかも」と言われてしまいました。
が、実際試してみたところ、思ったほどもっさりしていない!
サイスが近いこともあり、使い勝手も現在使っているraytrektab10インチに近い印象です。
メモリが4GBのものと、8GBのものがあります。
わたしが店頭で試したのはメモリ4GBのものでしたが、操作性は問題ないかも・・?
Surface Pro 7
こちらはsurface Goよりワンランク上のもの。
バリエーションがいくつかあります。
一番安いものだと、使用感がGoとほぼ同等に感じました。
画面が大きいので、持ち運びするにはギリギリのサイズだと思います。
iPad pro 12.9インチと迷う対象になりそうです。
Proに限らず、Surfaceシリーズは標準でOfficeシリーズが搭載されています。
お絵かきだけでなく、事務作業などをしたい場合、Officeが入っているのは便利で助かりますね。
Surface Book 3
前回も紹介した、surfaceのノートPCです。
モニターだけ取り外した状態でも持ち運びができます(その場合、グラフィックはCPU付属のものを使用)。
Surface Bookを触った後にiPad proを触ったとき、初めて「iPad proにも遅延という概念がある」ことに気が付きました。そのくらい「描いてすぐに画面に描画」されます!
注意点としては、ふつうにパソコン一台買うことになるので、決して安くはないということです。
また、メモリや容量の選択肢が多く、購入する際はよく検討する必要があるかと。
お絵かき以外にも、グラフィックやプログラムなどの、メインPCとして処理能力が求められる作業をしたい人向けの選択肢になるかと思います。
iPad Air(2020)
選択肢が多いぶんカスタマイズに迷うSurcaシリーズと違って、iPadシリーズは選択肢がシンプルで、「色」と「容量」しか違いがありません。
2020年に発売されたバージョンは、iPad Pro 11インチと同じ周辺機器が使えるようになりました。
見た目もProに近くなり、カッコよくなっています!
iPad AirだけCLIP STUDIOが入った実機がなかったのですが(実機でCLIP STUDIOが試せたら一番よかったのですが・・・!)、他の描画するアプリケーションを触ってみた感じ、ペンの遅延のなさがiPad Proと同じだと感じるときと、ほんの僅かに遅く感じるときがありました。
「描画を待つ」ということはなかったので、Proを買うよりはお金を抑えたい人、カラフルな端末がほしい人は、Airでも十分満足できるのではないでしょうか・・・!
iPad Pro(2020)
絵描きなら一度は憧れる、人気マシン。
実際、2019年に店頭で触ったときも「遅延が無い!紙みたい!!」と感じました。
その感触は最新型でもほぼ変わらず、描画速度はかなり高いです。
視差のなさはどの機種よりも高ポイント。
WindowsOSのマシンとiPadで迷うのは、やはり「どういう用途を優先するか」というところですね。
10万円前後で、漫画・イラストを描くことを優先したい場合は、apple製品が有力候補だと思いました・・・!
ペンの反応速度の印象まとめ
2019年度には結構な差を感じた、ペンの反応速度。
今回は正直、「目に見えて遅い」という端末はほぼありませんでした。
また、視差のなさはiPad proが一番良かった他は、どの端末もほぼ違いを感じず、気になるほど視差は存在しませんでした。
現在わたしが使っている端末が、2018年発売のraytrektab10インチであるため、今回触った2020年発売の端末は、どの機種も高性能に感じました。
選び方の基準は、
・お絵かき中心か、PCとしても使いたいか
・持ち運びか、置いて使うか、どっちを優先した画面サイズにするか
で考えて良さそうです。
おまけ
店頭で実機を触るたびに手を消毒していったのですが・・・
アルコール消毒、おてての水分も持っていってしまう・・・・